isis 2nd

Side A Side B
Ain't Backing Up Now Bobbie & Marie
Come One, Come All Lost Romeo
Eat The Root Old Stories
Sunshine Tree Gold
Icy Winds nil

デビューアルバムが売れなくて彼女らは断崖絶壁に立ったと思う。「もう誰も助けてくれない」という2作目をニューオリンズの巨匠アラン・トウーサンの下に出向いて作っている。A面は全作アラン・トウーサンのプロデュース。やはりサウンドは前作とがらりとかわった。前作のような起伏に富んだ派手さはないが、セカンドラインファンクのうねるようなビートで1曲目からぐいぐい引き込まれる。キャロルのボーカルも伸び伸びとしていて、ニューオリーンズのアーマ・トーマスが唄っているみたいだ。
B面に移るとプロデュースがキャロルが3曲とジェフ・レーンという人が1曲となっている。なぜ全面アラン・トウーサンのプロデュースにならなかったのだろう。お金とか時間の問題だったのだろうか?でもB面もスライ的であったりアトランティック・スタックス的であったりして非常によい。
1曲目はまたしてもレスビアンの唄だよ。どうでもいいけどもうこのバンドは疑いはない(笑)。しかし曲はスライ的うねるようなファンク。キャロルはソウルぽく唄っているんだがやはり白人だね、ソウルよりロックになってしまっている。2曲目はリードボーカルを恐らくベースのステラがとっている彼と別れる唄だが、キャロルとのコール&レスポンスでぐいぐい盛り上げていく。
3曲目はジェフ・レーンのプロデュース。スタックス・ボルト的ホーンが絡みR&Bでもありファンクでもある力強い曲。キャロルの声ってゴスペルを通過していないからちっともソウルフルではないが、独特のノリがあって聴き易い。4曲目はジャズぽく唄おうとしてもジャズにならないロックの曲。
このアルバムはA面とB面と全く趣が異なるが、彼女らの黒人音楽に対する憧憬が如実に現われていて実力を充分に発揮した好盤である。こんなにいいアルバムが売れないはずはないのだが、実際は売れなかったらしい。これ以降アルバムを出した記録はない。




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